真田釣大変記

23コルト672購入レポート

この記事はこんな人におすすめ

  • アジングが好き
  • ハイエンドモデルのロッドを検討中
  • 2~3gの重めのジグヘッドを中心に使いたい

初めに

アジング歴の短い私は、道具の良し悪しを語れるほど経験が無いため、とりあえず他者の評判がいいものを使ってみようとしている時期であり、年に1~2本ハイエンドモデルのロッドを買おうと考えている。今年の初めに1本購入したのだが、その選んだ経緯やファーストインプレッションについてとなるのでお付き合い願いたい。

購入したロッドや選んだ理由

宵姫との出会い

これまでの自分は道具自体にそこまでお金をかける事は無かったが、ものは試しという事で、宵姫華弐S59FLを購入した経緯がある。幸か不幸か、それがアジング人生が大きく変わったと言っても過言ではないきっかけだった。探る事や僅かな変化などを感知する事など、釣るまでの間に楽しい事が沸き上がってきて、より一層アジングが好きになった。

ギガアジを狙いたい

私は12月~1月の間は回遊狙いでデカアジを中心に狙っており、主にフロートなどのリグを使っての釣りをしている。リグ用には、BlueCurrent 71/TZ NANOを使っているが、主にPEで使っている事や、チューブらである事などからジグ単使いと併用して使うのは現実的ではないという事で、ジグ単・エステルで2g~3gを中心に使えるロッドが欲しいと考えていた。

宵姫と異なるものも試したい

上記の通り、宵姫に惚れ込んでいる私だが、宵姫はラインナップも豊富なので、同じシリーズで統一するという手もあった。ただ、何が合うか・合わないかなんてまだ分からないお年頃(アジング歴)。宵姫だからなのかハイエンドだからなのかの合う理由も分からないため、自分の経験値を増やすためにも他のロッドに手を出そうと考えた。

アンケート

とはいえ、「さて何を買おう?」という事でまた悩む自分だが、いかんせん経験が少ないため何を選んでいいかも分からない。宵姫はたまたま釣り具店に展示されていたため、手に取って好きになったのだが、宮崎の釣具店ではそもそも置いてある種類も少ないため自分の感覚で選ぶという事も難しい。そこで使ったのが、インスタグラムのアンケート機能だった。詳細割愛するが、何度かのアンケート結果によって多くの先輩方が、23コルトを注目している事を知った。こうして、23コルトに絞って番手を選ぶ事を決断したのだ。

23GCORPS-672L-HSを購入

この672を境界にロッドの重量も10g程重くなり、グリップもType-Bと呼ばれるものに変わる。宵姫との比較なら、23GCORPS-642UL-HSが良いかな?とも考えたが、共にちゃんとしっかり使いたいと思ったため、使い分けを第一の目標にセット。ターゲットをギガアジにしている事もあり、少し強めのロッドが良いと考えた。逆にスペック的には、鯵道622Mが比較対象になるかなと考え、ハイエンドとの違いを感じるという目的も達成するため、672Lに決定した。

開梱と実釣

注文と受け取り

注文してから、約3日ほどで到着。販売されてからそこまでたっていないのと、アジング用のロッドは繊細なものが主流になっている事からもこのロッドは在庫があったのだと思う。昨今、在庫が無く・補充も追い付かず、時間が経ってから購入するという選択肢が通用しない事も多いので、今後も同じかどうかは分からない。。。ともあれ、想定以上に早く受け取れ、ウキウキで開梱した。まず見た目は、黒とシルバーの2トーンのような仕上がりで個人的にはとても好きな配色だ。これは宵姫より断然好き。

持った感覚

持った感じとしては、宵姫と比較して当然だが「ごつい」という感じ、振った感じもそこまでしなりはなく、いわゆる「パッツン系」のものといった感じである。重さという事については特に感じず、逆に見た目のごつさとは裏腹に持った感じはとても軽いと感じた。

キャストフィーリング

ちょうど、宵姫では少し操作がしずらい深く・流れが速いエリアで色々試したいと思っていたのでちょうどいいと考え、さっそく使ってみた。ミラベル1000の組み合わせで、月下美人TG 2gを中心に操作。まず、キャストフィーリングはとても良く、パッツンと言ったが、キャストをすると程よくしなり、先調子の先端部分のしなやかさも加わり飛距離も十分だった。1gのジグヘッドでも特に問題なくキャスト出来たのである程度この1本で幅広いジグヘッドを使えるという印象。

操作感

操作感もとても良く、2gの普段使うより重めのジグヘッドや、流れの早さに対しても、しっかりとメリハリのある動きを付けることが出来る。これは独特のハリや、この番手のバットのお陰でもあるのだろう。軽いジグヘッドに対して、重みを感じながらゆっくり操作をするという点においては少しやり辛い部分があるため、その点においては宵姫と使い分けをしないといけないと感じる。ただ、ある程度把握したエリアでイメージでカバーできる場合は、この1本で特に問題もないかなと考える。

感度

感度が一番驚いた。なるほどコルトやパッツン系と呼ばれるものが良いとされる理由の1つが感度だというのが合点がいった。という位、最初から感度の良さが伝わる。宵姫が手元にじわっと来る重みの変化を感じる部分が多いのに比べて、潮の流れは竿全体で捉える事が出来、反響振動からくるボトム感知など情報量がとても多い。このロッドで重いジグヘッドを使って地形把握などサーチをする事は大きな武器になると感じた。

合わせ

上記の通り、竿が固いため、フッキングが心配だったが、先の部分がしなやかなに曲がってくれるため、思った以上にフッキング率が高かったのでこれも驚きだった。

と、慣れていないため操作は何の違和感も無く出来たというと嘘になるが、竿の特性で異なるアプローチや情報収集が出来るため、高いものを1本買えば良いのではないと勉強が出来た、初実践となった。実際の釣行の様子はこちら

感想

キャパギリギリでもよかったかも?

改めて思ったのは、対応ルアーの重さに対してはメーカーによって大きく異なるという事だ。SNSの自撮り画像や、私の世代で言うとプリクラの見た目の信ぴょう性位あてにならないものだと痛感。例えば、私が持っている宵姫華弐S59FLだと、2.5gまで対応しているが、2gでも少し重ったるく感じるのに対し、鯵道や、コルトなどはMAXでも特に抵抗は無いような感じがする。このコルトを選ぶときにはMAXキャパをメインに設定しても特に問題は無いのかな?と思う。私の場合は磯場での釣りやギガアジなど、多少使いづらくても慣れた先に得るものを目指して選択したため、間違いではないと思ってはいる。

鯵道でもよかった?

このコルトの良さを把握した後に感じたのは、鯵道がスゴイと呼ばれている理由だ。軽さと感度という点から考えると本当に今回コルトで感じた事と似たようなものを鯵道で感じたという事だ。しなやかさや重みを感じる宵姫のようなものを求めるという点は値段の差ではなく、ロッドのコンセプトの違いであるという事で納得がいった。ともすれば、たぶん2~3gのジグ単で尺アジなどを狙う場合には、鯵道S682Lで全く問題ないと考える。多分今回感じが8割ぐらいが集約されており、値段が半額以下という点について文句の付けようがない。ただ、感度特性を殺さずにしなやかさがある全体の完成度だったり、先調子のしなやかさによるフッキングなど操作感という部分のストレスフリーな部分は長く使うと考えると、お金に換える価値もあると思うので後悔はしていない。

感度が良すぎる?

先ほど感度について触れたが、良すぎるせいなのか今まで気にならなかったラインのザラツキを回収時に感じるようになった。勿論使うジグヘッドが重くなったことも1つの要因であるが、感度が上がった故のものであると考える。何とか頑張ってお金を貯めてロッドだけ買えば良いと全力投球をした束の間、ラインコーティングやリールのバランスについて痛感することになる。こうなったらとことんやってやるという事で、宝の持ち腐れであった22イグジストを2500ssスプール+エステルラインでアジングリール化して、ラインにNOCリアクターでコーティングしようと考えている。更にはイグジストをセンシティブチューンしようと考えているが、これはまた先の話になるので、追ってレポートしたいと思う。まずはスプールから変更。個人的に色合いはオリジナルより好き。

最後に

当たり前の話だと思うが、やはりカタログスペックから読み取れない情報が私には沢山ある。そのためには、実際に触って感じることがいかに需要かという事を痛感した。ただし、好みとイメージするゴールという事のギャップがあるため、特性を理解して馴染むように使い込むという事も重要なため、道具選びというものはとても難しいと考えた。そして西日本フィッシングショーのチケットを買ったのであった。買える数に限りもあるため、皆様の参考に少しでもなれるように多くのロッドを手にしてまた出直してきます。本ロッドも同行時使っていただくことはもちろん大歓迎なので、気になる方はお声掛けください。

最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。あなたにも幸せな釣りライフが遅れますように、、、 

<Information>

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