真田釣大変記

日南リベンジと大入島チャレンジ

初めに

2023年8週目。結果がぱっとしない2月。大逆転は未だ訪れていないが、そんな中でも、釣れない理由というのが少しずつ分かってきた。前回の日南釣行で、自分が一番の原因と考えていた場所も、原因で無かった場面が確実にある事を、私自身で立証してしまった。この渋い中でも、しっかりと結果を出している人はいるという現実も存在する。今回は、これまでの反省を活かし、1つのポイントでのパターンを掘り下げた日南リベンジ編と、大分の超メジャーポイント「大入島」での釣行編の話となるので、お付き合い願いたい。

日南リベンジ

現状把握、そして日南へ

前週で日南のアジングチャレンジは失敗に終わった。ただ、1匹は釣れたため、アジはいるという事実は明白だ。また、他のアングラー様の情報を見るとしっかり釣れている事から、「いないのではなく、喰わせられていない」という現実を把握した。現実を把握した時、特に悲観した訳ではなく、逆に頑張れば宮崎でも結果が出せるのだという兆しが見えた事に対して喜びを感じていた。腕が無いのは100も承知。釣りの怖さは見えない何かに振り回される事で、1つ信じられるものがあるととんでもなく楽である。「未開拓ゾーンを開拓するパイオニアになる」など調子に乗っていたが、まずは先輩方に習い同じく結果を出せる事に目標を再設定して挑戦すると誓い、私は再び日南に向かったのだ。

ランガン

とはいえ、今タイムリーで釣れている具体的な場所の情報などは中々無い。そのため、ある程度のランガンはしなければいけなかった。釣れる正解が分かってないと、悩ましいのは、場所に見切りをつける手段をどうするかだ。1gのジグヘッドである程度速いテンポで探るといいのだが、それで喰わせられるのかという事も確証が無い。0.5gでしっかりcountを刻んでじっくり攻めると、時間が足らないというジレンマにも陥る。中途半端になるとそれこそ結果にも繋がらないと思い、今回はベイトがいるか・潮が効いているか・ライズなどの生命感があるのかをメインの基準とした。その上で、1gのジグヘッドでのサーチを3つぐらいのレンジで反応が無ければ移動するという感じでじっくり攻めるべき場所の選定を行った。数カ所回ってキビナゴのようなベイトはいたが、カサゴや小さいヒラメなどは釣れるも本命は釣れずに、5カ所程探り、1時間程度が経過していた。

目視確認

場所移動を早めにすることが良いか悪いかは常に悩みどころではあるが、今回は功を奏した。6カ所目に訪れたポイントは、チラリとアジの姿が確認出来た。常夜灯もしっかり効いているというポイントでもあるので、今回の本題「喰わせられていないだけ」という課題に対して向き合うのにはうってつけの場所だ。こういう風に目で判断できるポイントに巡り合えるのも、ランガンの良い面かなと感じる。
いると分かっている中での試行錯誤は楽しく、時間を掛けた結果、しっかり釣れてくれた。嬉しい事に、これが2月に入って1番の結果となった。後悔はたくさんあるが、失敗に対して向き合った先に結果が出てくれるので、アジングはやはり楽しい。

試行錯誤の末・・・

今回アジが見えた場所で腰を据えた結果、釣れたという事が事実なのだが、「いるから釣れた」と簡単な話では無かった。今回釣った場所は下のイメージ図のように、常夜灯が1つある堤防で、常夜灯の近くには小さい水路があり、水路と港の潮が交わる部分でアジが見えた。私は基本正面に投げ、カウントを刻み、ゆっくりワームを引いてくるのを基本動作している。「1」と記載しているような進路がいつも多用しているパターン。そのため、まずはそのパターンで、1時間近くcountを刻み、ワームを変え、ジグヘッドを変えと試行錯誤をしていたが反応無し。次に港側から水路に向かってワームを引くも反応が無かった「2」。最後にアジがいた付近に投げ水路から港側へ投げ、浅いcountでゆっくり引くと一発でヒット。そこで連続ヒットしてくれた「3」。
決して今までも意識していなかった訳ではないが、ワームの泳ぐ方向と水面付近の動きという誘いに対して余り丁寧にしていなかったと振り返れば思う。レンジ・ジグヘッドの重さに意識ばかりしていたような気がする。改めてパターンが自然と偏りがちになっていた事に気付かされた釣行となった

大入島チャレンジ

大入島とは

日南リベンジで少しだけ自信を取り戻した私。そんな自分にとって以前より楽しみにしていた遠征の予定が迫っていた。大分の佐伯市にある、「大入島」という離島に行く企画にお誘いいただいたのだ。佐伯のフェリー乗り場から約10分とかなり近い離島で、良く釣り番組、特にアジングの番組のロケ地にもなっている。これまでの経験を活かして夜通し釣ればこれは1月を上回るような結果も期待できるとわくわくしていた。

カーフェリー

大入島にはカーフェリーを利用した。船に車を乗せエンジンを切ったが、すぐに着くので車からは降りずにそのまま待機。どんどんと迫ってくる島や、フェリーを見ると冒険に来ているようなワクワク感がある。こんな感覚は久しぶりだなと、この時点で正直満足。

苦戦

さてさて、前評判からすると、「こいつはイージーな釣りになりそうだ」と思いながら、早速近くの港で準備を開始。時刻は16時30分位でまだ明るい。餌釣りの方もチラホラいて邪魔にならないように早速開始。まずは水深などをシンカーで探っていく。めっちゃ深い。深いエリアで釣り慣れていない自分には少し苦手なエリアだが、そこは場所のポテンシャルがあるから大丈夫かもとも考えていた。そして、開始する事10分。私は現実を突きつけられる。自転車で来た常連の釣り人が「最近は全然だめよ」と言いながら去って行った。薄々餌釣りの人でも上がっていないのは、横目で見ていて「おや?」とも感じていたが、まさかここまで早く、そしてはっきりと現実を突きつけられるとは思わなかった。

待望の1匹

釣れない事、初めてのエリアという事もあり、ポイントを転々として試すも、釣れるのは可愛いサイズの、メバル・カサゴばかり。1時間、2時間、3時間と時間ばかりが過ぎていく。慣れない野外という事もあり、プチキャンプにも手間取り、時間のロスも重なって、気づけば深夜1時を回っていた。同行者の方は1匹尺アジを釣ったというが、続かず1匹しか釣れていないという状況だった。いよいよこれはもうボウズになると覚悟をしていたが、諦めずに攻めているとようやく待望の1匹をゲット。尺には全然届かなかったが20後半の体高の良いアジが釣れてくれた。この1匹はとても嬉しかった。何時間に1回か、たまに細かい当たりがあり、苦戦していたため、ロッドをエラディケーター リアルフィネス プロト4.6にしたのが功を制したかもしれない、乗せのロッドの神髄を見た。あまり使う機会が無くてごめんよ。もっと使うね。

振り返り

少し仮眠をして、朝まで粘るも結局1匹しか釣れずに終了した。釣果としては残念な結果に終わったが、新たなエリアで釣るというドキドキ・ワクワク感や、同じような風景や食べるものでも普段とはなんか違うというような感覚はそれ以上の価値があった。釣りスキルも勿論だが、車中泊だの、調理など、遠征スキルがダメダメ過ぎてその課題が一番大きかったかもしれない。今回の記事はそれなりのボリュームになってしまったので別で詳しく書こうと思う。これまでは、遠征はすれど基本寝ないで頑張るなど気合だったが、「快適な遠征というのも今後、釣りに長く向き合っていく上では必要だな」と思い帰りのフェリーに乗ったのであった。

最後に

毎度毎度アジングをしているが、今週はその中でも自分の中で心が大きく揺さぶられた週だったように感じる。釣果という意味では胸を張れるものでは無いが、釣れるまでのプロセスという形を1つ作った事や、釣りを通しての感動体験を得られた事はアジ100匹分にも等しい経験だったと思う。大入島にももう一度チャレンジしたいし、他県の他のエリアにももっと足を運んでみたいとやりたいことで溢れてくる。釣り具以外にも買いたいものも出てくるので金策に頭を抱えるが、身の丈に合った釣りライフを模索していこう。

最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。あなたも幸せな釣りライフが送れますように、、、 

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