真田釣大変記

ズボラ釣りマイナーアップデート

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初めに

アジングを続ける中で、少ないながらもパターンや仕掛けなどの幅も増えてきており、色々試しながらの日々楽しく釣りが出来ているのは幸せな事である。その工夫や、ひと手間が爆釣に繋がるかもしれない中、私が未だに避けているのは「仕掛けを作り直すめんどくささ」である。これまでズボラ釣りとして、何度か紹介してきたが、切る・結びなおす事をせず、いかにバリエーションに富んだ釣りが出来るかと追及している。

そのスタイルも少しずつ改良しているので、これまでのおさらいをしつつ今の最新の仕掛けについて紹介するのでお付き合い願いたい。

過去のズボラ釣りについてはこちら

これまでのおさらい

Fシステムから応用

まず、私が基本形にしていたのが、「Fシステム」を軸にした釣法だ。
通常はフロートを付けるのだが、シンカーやジグヘッドを状況に応じて付け替え出来るようにスナップを取り付けて使っている。

エステルチューニング

フロートを使う場合など基本的に何かを装着している場合には、Fシステム派生型で問題は無いが、感度という面でジグヘッド単体に比べると劣ると感じる。特に支線に繋げているスナップは何もつけていない場合には邪魔になる。色々な釣りを展開するにあたって、フロートを外し、ジグヘッド単体に切り替える場合に、余計なものが無い方が良いし、遠投能力を下げて感度を極力損なわせないようにと考えた場合に、「ヨリチワワ結び」を作っておき、そこにスナップのついたフロートを取り付けるという方法を採用した。

関連記事:フロートアジングエステルチューン

2種類のズボラ釣りを比べて、色々と楽な方は「エステルチューニング」である。基本ラインのみなので、ガイドに引っかからずに収納できるし、違和感もない。ただ、釣れるかどうかが半信半疑だったというのが始めた頃の感想だ。約半年間試した結果として、しっかりと釣果も出してきている。

現状

エステルチューニングについて

エステルチューニングと言いつつ、上記の考察にもあったように、その使いやすさから、PEでの釣りでも、エステルチューンを採用するようになった。いい加減名前も考え直さないといけないがそれはまた今度にする。本記事では「エステルチューン」で統一させていただきたい。

特に、「THE ONEアジング」が出てからは、PEやエステルを使い分ける機会も少なくなり、1本のロッド・エステルチューン・THE ONEアジングの組み合わせでジグ単・フロート・キャロと使い分けを感度を失うことなく出来るなくてはならない存在になっている。

ボートアジングとダウンショット

そんなエステルチューンだが、避けていたパターンもある。その1つがダウンショットである。シンカーはジグヘッドを付けていた場所に付ければよいが、ヨリチワワ部分にジグヘッドを付ける事は出来ないため、選択肢としては考えていなかった。

その分Fシステムでは支線にもスナップを付けているためジグヘッドを付ける事は出来る。ただし、フロートやキャロなどを使う事を想定すると、支線の長さは長くても10cm前後になるため、長さとしては不十分だ。長くするとダウンショット以外でライントラブルが増えるため、Fシステムでもダウンショットとの相性は悪いのだ。

私自身はいままで、ダウンショット自体をそこまで重要視していなかった事もあり、特に今までは気にしていなかった。しかし、最近ボートアジングを始めようと思い、仕掛けについて考えると超絶必要なパターンになるので、どうにかダウンショットもズボラ釣りにと入れられないか真剣に考えるようになった。ボートアジングなので専用の仕掛けを作ればいいだけの話ではあるが、ズボラ釣りに取り入れる事が出来れば普段のショア釣りの幅も広がるのであくまでもズボラ釣りに組み込む事を前提に考える事にした。

具体的な仕掛け

キス釣り仕掛け

マイナーアップデートを行う過程で、夏場で良くする「キス釣り」が大きく役に立った。私はキス釣りにおいても、ズボラ釣りを活用している。これまではFシステムを採用していたが、今年はエステルチューンを軸に仕掛けを作った。

ヨリチワワ部分にシンカーを付けるのだがシンカー側にスナップを付けるとすべてのシンカーに取り付けなければいけないのでとてもメンドクサイため、両方にスナップを付けた自作ジョイントを付けてシンカーを装着している。

ショックリーダーの先端にはスナップを付けているが、子バス用のハリを用意していればジグヘッドから結びなおす事無くワンタッチで変更が出来る。

最初はFシステムと比べてライントラブルが激増した。一番の問題は、ヨリチワワの形状をなぞるように動くため可動域が多いことだった。そこで、ジョイントとヨリチワワの接合部分を覆うようにウキ止めゴムをかぶせる事で可動域を狭める事が出来、ライントラブルは大幅に軽減された。

ダウンショットリグ

ジョイント、ウキ止めゴムという2つの要素は、ダウンショットリグを作るに大いに役に立った。その要素を取り入れたダウンショット用仕掛けのイメージ図が以下である。

少し主なポイントに分けて解説すると、まずは、双方にアジング用のスナップを付けたショックリーダーを用意する。(長さは複数パターン用意しておいた方が状況に合わせた釣りが出来ると思う。)そして片方のスナップをヨリチワワ部分に装着する。

この状態だけだと、先ほどのシンカーと同じように、可動域が大きくなる。長く軽いショックリーダーは軽いのでフォールをする時に真上に上がり、PEラインに絡まるトラブルが連発する恐れがある。

そこで、キス釣り仕掛け同様ウキ止め用のゴムを用意し、スナップとヨリチワワの接合部分を覆うようにかぶせる。まず、可動域が減るし、細長い形状で点では無く多少面で押さえるため、点で押さえるよりライン自体の動きを抑制する効果もあり、ライントラブルは激減するのだ。実際にショアで何度かテストしてみたが、フルキャストし、フリーフォールでボトムまで落としてみたが絡まることは無かった。

ヨリチワワの位置は固定されてしまうため、ボートアジングの玄人の方にとっては幅が狭いのかもしれないが、今の私にはまず固定で良いと思っている。既記の通り、ジョイントするリーダーの長さを複数用意していればその部分で微調整は可能と思う。

また、キス釣り仕掛けのように、ヨリチワワ部分にシンカーを付け、先端にジグヘッドを付けるなどの変形も出来るので、パターン変更の幅としては十分と考えている。

最後に

ただ輪っかを付けてますというだけと言えばそうなので、これを仕掛けと言っていいのか悩ましいものだ。ただ、1つの輪っかでこれだけやれる事が増えるというのも面白いものである。きっとみんなそれぞれそういうものがあるのかなと思うと、色々体験したいものである。この釣法が1人にでも役に立てたら嬉しいし、おススメなどあれば情報交換するようなきっかけになれたら幸いだ。

最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。あなたも幸せな釣りライフが送れますように、、、 

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