真田釣大変記

かごんまナイト

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初めに

2023年33週目の続き。釣行回数こそ少ないが、その中でも結果が付いている日が増え、書きたい内容も多い事から、長く読みづらく感じたので2回に分けてお届けしたいと思う。

前回は大分の釣行を中心にお届けしたが、今回は鹿児島での釣行の話である。鹿児島ではボートアジングを行い、既に別ブログでも触れたのだが、別ブログではボートアジングそのものの感想であり、仕掛けや失敗談など、個人的な部分を混ぜると分かり辛くなると考え、今回のブログで改めて書くのでお付き合い願いたい。

かごんまアジング

ボートアジング

先日初めてボートアジングに行ってきた。
 

船釣り、ボートアジングというと魚探もあるし、垂直の釣りのため、レンジキープも苦労せずゲーム性としては単純なのかなと思ったらとんでもなかった。魚探である程度は分かるにせよ、潮が効いているレンジや食いが立つレンジがあるため、それを探る必要があるのはショアで色々探るのと同じであり、変化があると感じたレンジでアタリがあると嬉しいものだ。加えて、フォールの早さや、止め、巻きなど反応があるパターンも入れ替わってくるため、アジングの楽しさというのは共通しているものだと痛感する。

このように今までのアジングの経験というのも少しは活かされているかなと感じる一方で、新鮮に感じた事としては、船自体がかなり明るいため、目で見る情報が多い事だった。普段のナイトアジングは竿の重みや振動というどちらかというと感覚重視で情報を取得するが、船上は明るいため、竿先の動きが良く見える。シンカーの重量もあるため、竿先の変化がハッキリ分かるし、深いとそれだけ手や振動で感じられないアタリもあるため、竿を見て取得する情報が重要になってくるように感じた。そういった点では重視するポイントという点で、竿選びは普段のアジングと比べて変化が出そうだ。今回はブルーカレント 71/TZ NANOを使ったが、チューブラのため、素直に竿先が動き情報をくれた。ファイト時も、適度にハリ・粘りがあるため、揺れる船上で普段よりバレる確率は上がると思うが、素直な曲がりのお蔭で軽減できたと感じる。改めてこの竿の良さを痛感する事が出来たのは幸せな事だ。ショアアジングでは、ソリッドティップなど感度重視で比較的固めの竿を選ぶようになっていたが、少し柔めと感じて使う頻度が少なくなったロッドがいくつかあるが、そういうロッドは流用出来そうだ。リーズナブルなロッドだと、REALMETHOD AJING-GRII70T&75Tなど良さそうだ。とはいえ、全く経験が無いので直感的な印象にしか過ぎず、専用ロッドはもっと特化していると思うので、いつかは使いたいという想いがある。ただ、それよりかはまだやる事があるので、先の話だと思う。

という事で、普段のアジングと似ている部分もありつつ、アプローチや情報収集方法など違いがあるため、探求心をくすぐるゲームを満喫した。結果としては、MAX28㎝で、サイズはまぁ、そこまで大きくなかったものの、脂が多く、甘みのある、良いアジが10匹以上釣れてくれたので楽しい釣行だった。

ただし、手放しに喜べたかというとそうではなく、結構課題が残る釣行となった。初めてとは言えど、ボートアジングは最近盛り上がりを見せているので、関連の動画や記事も多くそこそこ予習をしたつもりだった。仕掛けもショアで試してある程度手ごたえを感じていたが、それでもやはり実際の現場で試してみないと分からない事が多くかったと感じる。

まず、私は「ヨリチワワ結び」をベースに仕掛けを作っており、ライントラブル回避のためにウキ止め用のゴムを使っていた。ジグヘッド用のリーダーを50㎝程度取り、使っており、少しサミングを掛けながら下に下すと最初はライントラブルなく回収ができ、アジもコンスタントに釣れてくれた。最初の時点では周りとさほど大差なく釣れていた気がする。

その後潮の流れが速くなったのか仕掛けが少し流れるようになり始めたタイミングでジグヘッド用リーダーが本線に絡まるようになった。当然ライントラブルの状態ではアジの反応は悪くなるし、仕掛けを作り直したりする事でタイムロスが大きく生じたなどが重なり、数としては伸びなかった。

ワームについても事前に色々考えたが以下のようなポイントに絞ってイメージを辿るとバス用のワームをチョイスした。

  • 小魚またはバチ系よりのワーム
  • デカアジを意識してシルエットは大きめ
  • 水流でなびくようなアピールをする
  • フォール時にテール部分が自然な動きをする

ヒットワームについてはローテーションしないといけないと思うが、ひとまずバス用のワームでも釣れてくれたため、満足。今のイメージは見つけやすい>食いが立つなのだが正解かどうか分からないのでこれからも色々試す必要がある。

振り返って反省点を探すと、ショアアジングの延長線上で仕掛けを考えてしまった事が第一にあると考える。今の仕掛けは、フロートなど使っても極力ジグ単でのアジングと変わらないようにする事を意識しているため、基本不要なものはそぎ落とすようにしている。

今回ライントラブルの原因としてはジグヘッド用のラインが本線に絡まる事で、垂直に上がるまたは下がる事で本線に絡まる。その点については予想できたことで、ショアでダウンショットを使う時でも起きるため、一番可動粋の高いヨリチワワ結び」とショックリーダーの接続部をウキ止めゴムで被せるようにしていたが、それでは不十分であったという事だ。

垂直にフォールをするの船とショアから遠投の上フリーフォールをするとでは、フォール時の角度が違い事と、想定する一番早い流れを見込んでテストをしていなかったため、「かなり慎重に扱わなければトラブルになる」状態で仕掛けを作っていた事が掘り下げると根本原因だと感じる。

今回の反省点を踏まえると、「トラブルを極力減らす」事に重きを置いて仕掛けを作り直す必要があると考えている。

勿論、いかに自然に感度良くとショアで重視している事も大事だが、例えばリーダーを長くしてより自然に流したいと考えても絡んだ状態になれば、短くてトラブルレスの方が良いし、パターンを見つけるには何より変わらない事が重要だ。

勿論日によっては極端に反応が悪かったり、口を使わないなどの事はあると思うが、魚探などいる事が分かっているボートアジングではまずは見つけてもらう事が重要で、自然さは少し犠牲にしてでもトラブル回避をすべきだと考えている。

とは言え、ワンタッチでリーダーの種類・長さを変更できるワンタッチで着脱できるような今の基本スタイルは変えたくない。今はリーダーに対して硬質パイプなどを使い根本の浮き沈み・可動粋を制限する形を取りたいと思うが、仕掛けの詳細は結果が伴ってから改めて、いつか、どこかで・・・。

残業・ショアアジング

楽しかったボートアジングだが、仕掛けを作り直したりなど、実釣時間はフルで使えなかったので正直不完全燃焼。また、6月に良い想いをしたポイントの近くだったし、ショアで釣れれば私としてはそれが一番なので気力を振り絞ってショアで延長戦突入。駆け上がりを狙うため、遠投のため
フロートを使ってサーチ。1.2gのジグヘッドを使って深場をサーチするもカサゴなど根魚のみで、アジの反応無し。

次は、0.6gのジグヘッドを 使ってゆっくり沈めていくと引っ張るようなアタリがあった。ドラグが勢い良く出た後、しばらくそのままにしてドラグを締め竿を立てリールを巻くと、少しアジよりかは水抵抗があるような引きだった。実績があるので「チヌかなと?」と考えるも、それよりは少し細長いような形状の重みである。シーバスだったら、ライズするはずだが、それも無し。「ん~分からん」というのが結論。

「アジっぽくはないな」と少しテンションダウンしながら手繰り寄せながら、とはいえ、とりあえず正体を見たいと思ってライトで照らすと急に走りラインブレイク。シルエット的にはシーバスのような形状だがシーバスではない、35㎝以上はあるが「もしかしてデカアジだった!?」とよぎり、適当なファイトと取り込みをしようとした自分に猛省。

アジなら、1匹ではないはずだという事で諦めずに探ると同じアプローチでまたヒット!するも合わせ切れ。。。焦ってラインを結び直したせいかとつくづくこの日は精彩を欠いていたが、諦めず仕切り直してラインのチェックし、少し長めにラインを切って結び直し。

再びチャレンジすると、ほどなくしてヒットし、今度は慎重にファイト。ドラグも少し緩め、取り込み前の最後の走りの対策も取り、ようやく正体を目にした。さてさて正体は。。

ん?ナンダコレハ・・・?

初めて釣った魚であったので持ち帰るか迷ったが、直ぐにSNSに上げるといろんな方が教えてくださり、「コトヒキ」という魚だった。

存在は知っていたし、ゴカイで釣りをしていると、10㎝前後の稚魚は良く釣れるのだが、このサイズを釣ったのは初めてで予想の候補にもなかった。正体も分かり、見た目は美味しそうと思い持って帰って食べる事にした。

コトヒキを食べてみた

コトヒキを1匹持って帰り、さてどう食べようか悩んだが、焼き魚で食べる事に決定。塩焼きも悩んだが、アジングは干物にして常に食べ比べしているため、8%の塩水につけて半日天日干しにして食した。
皮や身の触感はイサキのようで美味だった。ただ、脂自体はイサキに比べて乗ってない感じで個人的にはイサキの方が好きかなという第一印象。これも個体差があるだろうし何とも言えない。また、皮や身の厚さからはアジより塩分濃度を濃くして塩味を付けた方が良い気がした。
干物にしてストックするには適した魚なので今後も連れたら持ち帰りたいと思うが、そう簡単に釣れない予感がしている。。

 

装備一覧

ボートアジング

ショアアジング

最後に

ボートアジングは楽しかったし、新たな魚の出会いもあり、充実した1夜だった。釣果として満足が付いてこなかったのが、心残りで、経験の少なさも1つの要因であるが、それだけでなくところどころで雑な釣りになっていた事が心残りである。次はどうしたい、同じ状況が来たらこうしたいという気持ちと、すぐすぐ同じ状況は来ないという歯がゆさが結局すぐ次の釣りがしたいと思え飽きない理由でもあるかなと思う。新たなチャレンジも、失敗も楽しみつつこれからも続けていきたいと思ったかごんまの夜であった。

 

最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。あなたも幸せな釣りライフが送れますように、、、 

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