真田釣大変記

チニング初心者のたわごと①

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初めに

私は普段アジングをメインに活動している。アジングは続けているが、様々な理由から2023年9月はアジングより違う釣りに多くい行っていたのだが、その中でも最も多かった釣りは「チニング」である。宮崎でアジングをしている人の多くは、「釣り場が遠い」という悩みを抱えていると思うが、平日など近場で遊ぶという意味でチニングは手軽な釣りだと思う。初心者の私でもある程度の釣果を出すことも出来る手軽さがあり、突き詰めると奥が深いゲーム性もあるなと考えている。

今回は初心者目線のチニングで、釣れるまでの経緯や考えたなどを紹介したいと思う。その上で、少しでも身近に感じ、釣って楽しむ方がいると幸いだ。メインのアジングと違う話題になるが、お付き合い願いたい。、

きっかけ

普段のアジングでもよく釣れる魚

大分と宮崎の違いは色々ある。アジングではほぼ全員の宮崎アジンガーが感じる違いはアジングの難易度である。大分は圧倒的に釣れやすいため、大分県南の漁港で宮崎ナンバーの車を多く見かけることが多い。

私もアジングの多くは大分に行ってしまうのだが、そんな中でも宮崎でアジングを楽しみたいという想いもあるため、宮崎でアジングも毎月数回は行っている。アジは釣れないこともあるし、漁港などでは豆中心だったりと心が折れそうになる事が多いが、宮崎でアジングをしていると大分より高確率で釣れる魚が「チヌ」なのである。外道として私は考えているが、お土産に渡すと喜んでくれる人もいるし、最近のニュースで駆除などを意識している地域もあるため、「チヌを釣って周りのためになる場合があるならば、狙って釣ってみようかな?」という想いが湧いてきたのがきっかけである。

ベイトリールを購入した

あと一つの理由としては「ベイトリールを購入した」事である。もともと、ボートアジング用にベイトリールを購入したのだが、ボート以外でも使えるバーサタイル性を重視してベイトフィネス用のリールとロッドを購入した。
まず、このまま普段のアジングをベイトに置換するなどは少し考えたが、その考えは一瞬で消え伏せた。まず1gのジグ単などベイト初心者の私にとっては到底無理な話で飛ばない・ライントラブルが連発するなどの現実に直面し早々に諦めたのだ。
とはいえ、ベイトリール自体は自分と次元が違うと思って全然話しかけられなかった憧れの存在のようにずっと意識していたものであり、キャストなど練習するのはとても楽しいもので、なるべく多くキャスト練習をしたいという気持ちが私の中で湧き上がってきた。
近場でベイトリールを使っての釣りと考えると「チニング」に辿り着き、こうして2つの理由からチニングに対して真剣に向き合うようになったのだ。
 

チニング失敗したパターン

チニングは手軽で、初心者の私でも比較的短期間で結果を出す事が出来たのだが、それでも多くの失敗があり、失敗から出来る事を絞り込んで今があるので、簡単に失敗例を紹介していきたい。

バックラッシュ

まず、ベイトリール時には真っ先に経験するトラブルがバックラッシュだが、最近のリールは進化しているなどと言いつつ、ザ・初心者の私はガッツリとバックラッシュにバックラッシュを重ねたのだ。バックラッシュしないか心配な皆様、「大丈夫ですよ、ちゃんと・しっかりバックラッシュします」と正直に言わなければいけない。

ただ、バックラッシュに対してそこまで恐怖を持つのか?と言われると「NO」になる。ある程度慣れてくると、すぐにほどける程度のものになるため、釣りにならないような状況は少しの練習で克服できると思う。

逆にバックラッシュをしなくなったら今度はどこまでやったらするのかなどの境界線を探すことになり、その繰り返しになるため成長に伴う設定値の変更によってバックラッシュは発生し、バックラッシュをさせるためにキャストする時だってある位だ。

そのため、釣り自体に毎回サブクエストがあるような感じになるのでゲーム性という意味で彩りを添えてくれるものになる。

ボトムをずる引き

私の家の近くの河川は比較的チヌの実績が高く、アジングを始める前に考えた釣りにチニングもあったのだが、当時避けていた理由は「ボトムのずる引き」が原因である。色々動画などを見ていると、ナイトゲームでゆっくりずる引きをするという説明が多く、テンポが悪いため私には向かないと考えた。冷静に考えると0.3gでレンジキープしている方が動きとしては遅いのだが。。。
改めてチニングを実施するにあたって意識していたのがこのずる引きだが、なかなか釣果に結びつかなかった。反応自体そこまでよくなかったのと、やはりテンポが悪く、その結果、集中力が持たなくなってきてしまうのだ。釣れないイメージが先行してしまう。
加えて常に底を引きずる釣りは根掛かりも多く、ラインブレイクすると更にテンションも下がってきてしまう。これが一番くじけそうになった事だ。
 

ボトムバンプ

チニングのテクニックとしてボトムバンプが紹介されるのをよく見るため私も実施したが、反応は良くなかった。活性やタイミングによって効果的だと思うが、私には分からない。
 

オープンフィールド

河口などチニングの定番ポイントとされているところでも、投げて底を取れば釣れると思っていたが、そうではなかった。アジングのように常夜灯など明確なポイントを攻めるという事をしなければポイントが無限にあって時間が足りず結果坊主で終わってしまうパターンが多かった。
 

考察

私がチニングを通して感じたことは、チヌが釣れない理由として、2つあると思う。それは「警戒心」と「鈍感さ」である。警戒心としては、良く語られる事だが、音であったり物陰だったりと違和感を感じるとすぐ逃げるし、時にはワームをじっと見たり、端だけかじったりなど慎重になり、口を使わない・フッキングが出来ない状況が多かった。ボトムバンプなどもスイッチを入れるきっかけになる場合があるが、警戒心が刺激され、逆効果になる場合がある。人間でも、派手な格好やテンションが高い行動は良い効果を生むことはあるが、日常の空間に急にそういう人が現れるとドン引きされるのと同じである。
「鈍感さ」というのは、チヌはエサを目で捕獲するのも、捕食するのもうまい部類ではないのだと思う。そもそも目に入っていないという場合も多い、そのため目の前に落とすという事で口を使わせる事が出来る。餌を求めていた場合で甲殻類や貝類を意識している場合はボトムにはいるが、常にそうではないため、水深が深くレンジが絡んでくると縦の視線も出てくるのでチヌがワームを捉え、バイトする確率がかなり変動してくる。そのため出来るだけ横の釣りにする事が重要であると考えた。

初心者の私でも結果が出た方法

釣れない上に、根掛かりが頻発し、ライン・シンカー・針などが次々と無くなるという事はチニングの最大の挫折ポイントでは無いかと思う。テンションが下がらないという事を重視し、爆釣のコツなどではないが、チニングを楽しむという部分で私が良いと思ったポイントをいくつか紹介してしていきたい。

巻きのスピードを速める

色々動画を参考するにあたって、一番見た動画は「もりぞー」様の動画だったが、巻きのスピード自体は自分が想像していた倍程早いもので、底についていない状況も多く、巻きと止めによるナチュラルリフト&フォールが主流だった。これにより根掛かりリスクも減るし、テンポよく探れ、ヒットポイントにたどり着く確率が増えるという事で巻き中心の釣りに切り替えた。
これによって不自然な動きを少なくなり、結果として釣果アップに繋がったと考える。
 

場所を厳選する

同じフィールドでも釣れる・釣れないポイントはあるのだが、そもそもチヌの魚影が濃ゆい・薄いという地域差がある。まずはチヌの魚影が濃ゆいエリアを選ぶ事が重要である。河川などが鉄板のポイントだが、私は湾になっており、牡蠣殻が多いエリアで水深が比較的浅いポイントに絞って釣りをしている。釣れるという理由とは別に、「食べる事」を意識すると、個人的には汽水域・淡水のチヌの味が苦手なので、海のチニングをしたいという想いもありこのような場所を選んでいる。
 また、考察で記載した通り、水深も重要な要素で、水深が浅くてチヌがいるエリアなら底の意識をせずに引いてくれば良く、上記の「巻きの釣り」が成立しやすくなる。深場でもやる事は同じと思うが、出来るだけ意識する要素は少なくする事が初心者に取っては良いと考える。

アジング経験を活かす

フリーリグで巻きを意識してもしっかり結果は出たのだが、成功率が高いのが、夜にアジングワームでチヌを狙う事だ。上記で紹介した水深の浅いエリアは底を意識する必要は無い場合が多く、夜ならチヌは積極的に上の小魚も捕食するため、比較的上の目線が有効になると推測している。そのため、フロート+0.5~1gのジグヘッドでシャローエリアを広範囲で探る事でチヌが釣れる事が多い。水深が深い場合でもフォール時にバイトして来る事もあるが、狙って毎回釣果を出すという意味ではギャンブル性が高くおススメできない。
 

個人的に打率の良いワーム

チヌ職人 バグアンツ

まず、フリーリグの釣りで一番頻度・実績共に高いのは「チヌ職人」だ。天邪鬼の私は「ザ・チニング」ネームには抵抗あるのだが、「アジ職人」の信頼性もあるため、使い始めたがとても反応が良い。比較用としてケイテックのワームと交互に使う事はあるが、個人的にはこちらのワームの方が実績は高い。また、チヌはどちらかというとワームの種類を変えるより「色」と「発光」に拘った方が正解に繋がることが多いため、財布やバッグのスペースのキャパを考えると同じ種類のワームを数パターン用意する方が良いと思う。
このワームは数は少ないながら1袋の値段も安く、比較的釣具店や通販サイトで手に入りやすい事もなど総合しておススメである。
色も細かく追及するともっと必要だが、私は赤系・緑系・夜光の3つに絞っている。同じ場所で粘りすぎないためにも、ある程度ワームを絞ってダメだったら次とテンポを上げることが重要だと思う。
 

SW ホッグ 3インチ

上記の通り、まずはワームを増やしすぎない事が重要なのだが、反則技としてはアジングと同様「臭い付きワーム」は効果的である。特にチヌはアジより臭いや味の有無は重要なように思える。やはり目で捉えるという能力は低いのかなという印象。ただ、これはアジングと同じで反応が良すぎる事は必ずしも良い事では無い。ワームがボロボロになったり、他の魚の反応が増えたりと消耗が激しいのでメインで使うのはおススメできない。
ただ、釣れるだけを意識すると間違いないので手元に持ってても損は無い。

TALI アタックサークル1.8

本記事で記載している通り、夜アジングの装備でチヌを狙う事は十分成立する。その場合にどのようなワームが良いかで反応が良いものとしては2インチ前後の割と小さめのワームの反応が良い。アジングをしていると豆でも3インチワームに反応するなど想像以上に大きさはデメリットで無い事などは多いが、チヌに関しては大きい個体でも小さなベイトに反応する事が多い。小さな小魚を背後から少し追ってバイトするというパターンが多く、スイムでアピールし、割とシルエットが小さいものの打率が高い。その中でも「アタックサークル」のグリーン系の反応が異常に良い。
 

Amazonの激安ミミズワーム

最後に紹介するのはAmazonで売っている激安ワームである。釣れそうな要素は無いのになぜかめちゃくちゃ釣れる。上記の通りワームを小さくするという意味ではとても合致している。この形状でも40cm以上のチヌも何度も釣れている。そしてもう逆に興を削がれる程安い。

装備一覧

ボートアジング

ショアアジング

最後に

アジングとチニングどちらが好きかと言われると圧倒的にアジングなのだが、個人的な手軽さではチニングである。特に宮崎のアングラーはそういう方は多いのではないかと思う。今回は私のようなビギナーでも成立するチニングというレベルの話ではあるが、何か参考になる部分があると幸いだ。

ゲーム性、魚の引きを味わうなど釣りを楽しむという点ではとても楽しいチニングなので今後も続けていきたいと思う。

最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。あなたも幸せな釣りライフが送れますように、、、 

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