真田釣大変記

半年間ベイトリールを使って思う事

初めに

今回は、超初心者の目線でベイトリールについて記したい。
私はベイトリールを使い始めて1年足らずの初心者でり、まだまだ、分からない事だらけで手探り状態だが、色々試しながら自分なりに楽しんでいる。
そんな充実した中でも、失敗や公開というものは残念ながら存在する。
そのため、ベイトフィッシングを始めて見ようかな?と思っている方に対して、今私がベイトリールに対して感じている事を伝えたいと思うのでお付き合い願いたい。

ベイトリールの購入遍歴2023年9月~2024年4月

以下がベイトリールを初めて半年程度で購入したリールと動機である。合計金額は言いたくない。。

  • ボートアジングを始めるにあたり比較的安価なSLX BFSを購入
  • 意外にベイト使えるぞと思い、ずっと憧れだった中古で17カルコンBFSを購入
  • SLXとカルコンの使用感の差があまりにもあったのでカルコン愛に火が付き23カルコンBFSを購入
  • ベイトでのエギングにハマる。エギングの場合カルコンを使うと手首を痛める危険性を感じ22アルデバランを購入
  • ロックゲームもチャレンジしたいと思い、22ジリオン TW HDを中古で購入
  • エギングでアルデバランを使う場合、22より16アルデバランの方が良いと思い中古で購入
  • 22ジリオン TW HDが7gのシンカーキャストが微妙なためシルバーウルフを購入

ベイトリールの魅力

ラインコントロール

私の中でベイトリールでの釣りで最もメリットを感じる事はラインコントロールである。
以降も他のメリットについて記載するが、結局はこのラインコントロールに関連しているのかもしれない。
アジングなど普段行うスピニングの釣りでもラインコントロールは重要になってくる。フォール中にアタリを取るためにはある程度ラインが張っている必要がある。
更に上級者になってくるとライン自体の動きを見てアタリなどを感知したりしているようだが、私はまだその域に達していない。ベイトリールは構造上フリーフォールにしてもある程度ラインを制御しているため、スピニングのフリーフォールよりかはテンションフォールに近い形になる。
私はエギングが苦手であるが、その理由はフリーフォールを使いこなせないからだ。ボトム着底やフリーフォールのアタリが気付けないというネガティブなイメージがあり、ついついテンションフォール中心になってしまう。そうなるとすぐに手前に来て結局は見えイカしか狙わないみたいな感じだったが、ベイトリールで行う事でフリーフォールでも上記の通りテンションがある程度かかっているし、指で制御もしやすいので私にとっては、以下二つのデメリットよりベイトリールのフリーフォールで得られる攻める時間の長さのメリットが上回ったのだ。。

  • フリーフォール時、スピニングより着底までにエギが手前に来る。
  • スピニングの方が飛距離が出る

ボトム感知

釣りの上手い人は、地形変化・起伏の変化など直ぐに把握している印象がある。
一緒に釣りをしていて「ここは〇〇だね」など言われて「ですよね~」と分かっていないのに相槌など打っていた事は正直何度もあるのはここだけの話だ。
ベイトリールは上記で記載した通り、ラインがある程度制御されているため、ボトムを巻いているとスピニングでは分からなかった地形の変化を私でも感じる事ができた。
そのため、ライトロックやチニングがベイトリールで楽しい理由としては、地形変化があるところで誘うなど釣るまでの戦略の数が増えたのでよりゲーム性が高まった事だと感じている。

感度

基本的にベイトロッドは逆エビ反りに曲がるので通常操作時の反発力がスピニングより生じるため、振動の感度は良いと感じる。この感度についてはロッドの性質に左右される事もあるので、判断がなかなか難しいものである。
より分かりやすいのは、ラインの緩みからくる感度減少を防げる事ができるので、それを体感として感度が良いと私の中で感じているのではないかと考察している。本来感度が良いとされるPEも、糸ふけが出てしまう点で感度に対してネガティブなイメージを持っており、特に私がメインにしているアジングなどはそういった印象が強い。そういうものがベイトリールによってある程度軽減される。

育てる楽しみ

ベイトリールはキャストフィーリングや飛距離がベアリングやスプールによって大きく変わる。また、フォームや手首のスナップなどキャスティング練習の成果も分かりやすく結果に出るため、色々試したくなるし、キャスティング練習も飽きない。

個人的に感じた注意点

アジングは難しい

「ベイトリールの魅力」で記載しているメリットというのはアジングで感じる事は難しい。正確にはアジングでも十分感じる事は出来るのだが、分かりやすさで言うとチニングやロックゲームに比べて分かりにくい。

ベイトリールを楽しんで自分に合っているかを見極めるためには遠回りではあるが、アジング以外の釣りから始めた方が良いと思う。

スプール径は重要

ライトゲームメインの私は、ラインは細く・100mもあればいいやと考えており、スピニングの時には2000番を中心に集めていた。その感覚をベイトリールにもスライドして考え、BFSリールばかりを買っていた。半分はあっているが、糸巻量は同じ径でもスプールによってかなり幅があるため、それほど致命的では無く、扱うシンカーやルアーのウェイトや飛距離がスプール径に大きく左右する。

冷静に考えると当たり前の事だが、自分の想像以上にスプール径というのは自分が行いたい釣りスタイルに大きく影響した。

買ってからもお金が掛かる

リールカスタムというと、どちらかというとコスメティックのイメージがあった。
私はハンドルノブなどそこまで拘りを持つまでの域に達していないため、スピニングリールはほぼ純正品で使っている。
ただ、ベイトリールは既記の通り、ベアリング・スプールというのがキャスト性能に直結するため、初心者の私はカスタムパーツにだいぶ依存しており、私は持っているリールの全てのスプールべリングを交換し、スプールもほとんど変更している。
そのため、リールを買うという感覚だけでお金の計算するとお金が足らずに困ってしまった。

ベイトリールの購入遍歴振り返り

今時点で自分の観点で、当時の自分の購入したリールと動機に対してコメントしたいと思う。

  • ボートアジングを始めるにあたり比較的安価なSLX BFSを購入>最初のチョイスとしては妥当
  • 意外にベイト使えるぞと思い、ずっと憧れだった中古で17カルコンBFSを購入>見た目好きだし性能としても後悔していないが、アジングには無理かな。。エギングは手首が死ぬ。
  • SLXとカルコンの使用感の差があまりにもあったのでカルコン愛に火が付き23カルコンBFSを購入>BFSは2台もいらなかったので購入見合わせか、BFSではないシリーズを買えば良かったと後悔
  • ベイトでのエギングにハマる。エギングの場合カルコンを使うと手首を痛める危険性を感じ22アルデバランを購入>エギング用としては30ミリスプールは微妙。。。
  • ロックゲームもチャレンジしたいと思い、22ジリオン TW HDを中古で購入>ロックゲームも太いPE/重いラインはめったに使わないのでノーマルジリオンで良かったかな
  • エギングでアルデバランを使う場合、22より16アルデバランの方が良いと思い中古で購入>私の釣りには22より16が合ってるし中古で値段は半分以下なので、今時点は22アルデはいらなかったかな
  • 22ジリオン TW HDが7gのシンカーキャストが微妙なためシルバーウルフを購入>純正スプール+私の腕では7gのキャスト微妙。スプール交換後は最高になったが値段の差分を考えるとノーマルジリオンで良かったかな

ベイトリールを始めたい方にお勧めのリール

21ジリオンSV TW

持っていないリールを紹介する形になるが、全てをリセットして1台目を選ぶ必要があるなら私はこのリールを選択する。
いくつか理由があるので以下で報告する。
ダイワ(DAIWA)
¥32,175 (2024/05/07 21:43時点 | Amazon調べ)

横展開がしやすい

ジリオンの34ミリスプールは、STEEZ、22ジリオンHD、シルバーウルフなどミドル~ハイエンドのリールに幅広く採用されている。
汎用性が高いスプールは何かに突出していないが、カスタムスプールによって自分のスタイルに近づける事が出来る。
ベアリング・スプールを入れ替える事を前提にすると、34ミリスプールが一番バーサタイルなリールであると考えている。
多くのリールに搭載されているスプールという事は、それだけカスタムスプールの需要もあるため良いスプールに出会える可能性が高くなる。
2台目、3台目と増やしていくときにスプールをシャッフルを無駄なく活用するという意味でも良いと考えている。

値段のバランスが良い

せっかくだから新品を、せっかくだから機能の良いものをと考えると、新品で大物を意識すると、ジリオンHD、巻き心地を考えるとシルバーウルフをと思ってしまうし、私もそうだった。
ただ、それらの差分よりベアリング・スプールを替えた場合の化け具合の方が私は断然大きいと考える。
個体を買うだけで、精いっぱいでカスタムする余裕がないなら、個体を出来るだけ安く抑えてカスタムした方が良い。
そう考えると、ジリオンHD、シルバーウルフより安いジリオンSV TWが良いと考える。
また、ジリオンSV TWは売れている台数も多い事から、中古の台数も多い、台数が多いという事は、中古で出回る個体もあるため更に安く変える可能性は高い。カスタムやオーバーホールは新品でもいずれはすると考えると中古の選択は悪いものではない。

変な癖をつけないようにする

チニングやライトロックなど色々まずは楽しむという前提での話となる。
BFSリールはある意味初心者に優しい。それはわずかな力でも初速の回転が掛かるので飛距離的には出やすいからだ。
ただし、慣れてきてロングキャストをしようと思ってもスプール径が小さいと伸び幅というのは少ない。
投げ方による飛距離の変化が少ないと、正解が分かり辛くなり、飛距離を出す理想のフォームが自然と身に付き辛くなるかもしれない。
34ミリ径でベアリング・スプールを交換しキャストをしていると、手首の使い方、キャストによって飛距離というのが全く異なってくる。
その分かりやすい状態でキャストをしていると自然と理想のフォームに近づいてくるのではないかと考えいる。

最後に

ベイトリールは必須かと言われると正直に言うと「NO」かなと未だに私は考えている。
お金の面でも中々と苦しめてくる存在でもあるのは正直なところだ。
ただし、釣りを趣味として楽しむという意味ではベイトリールを使い、カスタマイズを通してこれまで感じられなかった充実感が得られているのは間違いない事実である。
釣って美味しいものじゃないと楽しめなず、アジングばかりしていた私が、ベイトリールを手にする事で近場でのチニングを心から楽しめるようになった。(もちろん、今でも一番好きな釣りはアジングである)
そんな充実した日々を過ごせているが、振り返ると無理して買わなくて良かったなというリールもあった。
自分の至らない部分を晒すという事になるが、少しでもこれから始めたいという方のお役に立てるのであれば幸いだ。
次回は、私がおススメするベアリング・スプールを紹介したいと思う。

最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。あなたにも幸せな釣りライフが遅れますように、、、 

<Information>

同行などのお誘いいつでも受け付けております。お問い合わせフォームインスタのメッセージで、お気軽にメッセージなどいただけると幸いです。

 

※私がアンバサダーさせていただいているアジングワームメーカーです。良かったら覗いてください!

「半年間ベイトリールを使って思う事」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: LC23とT31-Mスプール - 真田釣大変記

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