2025年にやりたい事の1つとして、車内で仕事をする環境づくりがある。不格好・スローペースながら楽しんで実施中であり、その過程を紹介していきたいと思う。
今回は初回にして最重要項目である、ネット環境についてあれこれした話なのでお付き合い願いたい。
きっかけ
コロナ渦における仕事の変化
ここではそもそも、車でのリモートワークを計画している経緯について説明をしたい。リモートワーク自体は共通している人も多いと思うが、新型コロナウィルス流行により、私の仕事もフルリモートに変わった。この変化に対してはどうとらえるかは人によってだいぶ違うが、私にとっては人生を豊かにしてくれる変化だった。特に平日など、短時間釣行が出来るようになったり、遠征先でリモートワークをしたり釣りをする機会を増やすにはリモートワークは最高だったのだ。今はオフィス出社日が増え、少しづつ元に戻る動きになっているが、それでも週に数日リモートワークが許されているので有効に活用したいという想いがある。
ネットカフェ
遠征時に良く使っていたのはもっぱらネットカフェである。ネット環境があり、ドリンクも飲み放題でなおかつ場所によっては疲れた体を癒すマッサージチェアの席も取れたりするので重宝していた。
ネットカフェはコスパも含めて素晴らしいのだが、それでもいくつか数を重ねると私にとって課題も出てきた。
まず、基本リモート会議には向いていないという事だ。電話出来るスペースが用意されていたり、電話OKのファミリールームを借りれたりする店舗もあるが、数に限りがあったり、値段が割高になったりするので我慢しながら利用している感じはあった。
次に、これが最大のデメリットだが、基本良い釣場の近くにはネットカフェが無いという事である。釣りの理想は仕事前の早朝や仕事終わりの夕方に始める事だが、私の行きたいポイントは近くにネットカフェが無く、30分~1時間位車を走らせてポイントに行くという言わば中間地点の役割で利用しているので、時間の無駄というのは生じる。
今後のために
そもそも近くで出来る釣りを楽しめばいいじゃん?と言われればその通りだが、私はどうやら車を走らせて釣れる確率を少しでも上げる行為そのものも好きな性分のようなので、釣りをしているより車にいる時間の方が長い可能性まである。そういった事を考えると、車の環境を整えるという事も釣りの投資としては良いのではないかという想いが強くなってきた。
車内オフィス化計画始動
計画
上記の通り、ワークライフバランスのため、車で仕事が出来れば最高だと思うようになってきた。資金や手間の限界もあるし、興味がある部分や無い部分もあるので、私が抑えたいポイントを考察しその結果は以下だ。
- Wi-Fiを使って仕事する事が大前提
- PC・タブレット・スマホなどの電源を確保する
- PC+モニタ+マウスが置ける机がある
- 据え置きかつ、着脱簡単な簡易的である
- 車中泊が出来るスペースは確保する
- 見た目は拘らない
ネットワーク環境
そもそものモバイルWi-Fiで挫折
そもそもコロナも数年前だし、今更感はある。この計画は以前から考えては消えていきを繰り返していたのだが、その理由はWi-Fiである。道具に散財し、ガソリン代も結構使って常に金欠な私は変な部分の出費に難色を示してしまう。
例えば、スマホからテザリングする方法もあるが、スマホの容量も気になるし、私が契約しているキャリアだとテザリングをするためには月に500円追加で払わないといけない。モバイルWi-Fiもそこまで頻繁に使うわけでは無いのに月々の支払を続ける事に意義を見いだせず考える事がめんどくさくなって断念が周期的にある。
私は恐らく、無駄になる可能性があるサブスク型のサービスに対して抵抗を感じているようである。
リチャージWi-Fi
そんな入り口から挫折してくすぶっていた私の計画だったが、なんとなく調べていると「使い切りWi-Fi」というものが存在する事を知った。簡単に言うと、決められた期間・容量を購入し契約した期日もしくは容量を超えれば終了、必要に合わせて追加も出来るというものだ。私にとっては理想のWi-Fiだ。
値段は110GB(海外3GB)/1年間で当時18000円ほど。ネットカフェなら10回分か。。と思うと改めてネットカフェのコスパの良さに気づく。
お買い得か判断は直ぐには出来ないのだが、大きな遠征では無く近くの河川などでも気軽に使える事を考えると、数を増やせば増やすだけお得だし、初回は本体代も含まれているので容量分のみを考慮すると追加分は100GBで7000円と激安。長い目で見るとめちゃくちゃお得な気がしてきた。


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次に考慮すべきは実用性だ。通信方式は各キャリアの回線を使って昔の4Gだが、そもそもその仕組みは多くの契約型のモバイルWi-Fiも基本同じなので、そこまで躊躇するポイントでは無い。10Mbpsあれば私の仕事は十分出来るのでスペック値としては150Mbpsあるので問題ない。実速度自体は場所に大きく依存するのでそれは測定していくしかないが、こればかりは買って試してみないと判断が出来ない。
以上の事から、ようやく私の車ネットワーク環境構築プランの長きにわたる決着が付き、購入する事に決まった。これで実用検証が問題無ければ、色々と進むであろう。
ポチっとな>到着
計画をするのはすごく時間が掛かる私だが、いざ決めると待てない性分で、直ぐに注文して数日後には物が届いた。基本電源ボタンを押すだけでセットアップなど手間のかかる作業は一切ない。画面に表示されるSSDI・パスワード情報を使ってPCやスマホに繋げるだけでOK。
表示される言語が気になった(そんな下調べもせず勢いで注文)が、日本語だったので一安心。とにかくこれでようやく第一歩を踏み出せたのだ。

検証と問題ないと判断
自宅でシミュレーション
一応私もまっとうな?社会人のつもりではあり、仕事はちゃんとしたいので、いきなり車で試さず、まずは自宅でモバイルWi-Fiを使って仕事をする事から始めた。
作業前に速度を測定してみたが、スコアは3.9Mbps。「・・・低!」と思ったが、私の家は結構な田舎で、かつ室内環境だったのでまぁ、仕方ないかなという感じ。極端な山奥・秘境では無い限り、逆にこのスコアが最低とも考えられる。そうなると、これで特に仕事に支障なければ、どこでも仕事は出来るという判断に繋がる証明になるとポジティブに捉え、仕事を開始した。
仕事では、メールの送受信・仕事のツール操作・Web会議(1時間程度×2回)などの業務を8時間程実施し、問題なく業務を遂行出来た。仕事で使う容量は1日平均2GB程度だったので、仕事だけで使うと110GBは余りある容量である。


検証・車で測定
実用的なレベルなので、車据え置きにして、スマホにも繋いで実験してみた。宮崎市・日向市などオフィスや住宅街のある環境だとだいたい、20Mbps程度が平均的なスコアである。
良くいく釣りのポイントでも色々測定をしたが、10Mbpsを下回るエリアは無かった。一番低いスコアでも自宅で業務したスコアを大きく上回る13Mbpsだったので仕事や、通常画質のYoutubeを見たりするのは問題ない安定したネットワーク環境は作れそうだ。後は遠征した先々で毎回スコアを記録して真の実用性は判断していくしかない、その様子も今後紹介出来ればと考えている。


麻雀ゲームやってみた
必要最低限のネット環境と思っていたが、こう安定したネット環境で更に大容量だと欲が出てしまう。車中泊や空き時間などで快適に過ごすための活用も考察してみる。タブレットで見る動画などは事前に自宅でダウンロードするとして、後は自分がやるとしたら麻雀ゲーム位。普段はスマホ代節約のために外出先では控えているが、Wi-Fi利用して車でプレイしてみた。
プレイしたのは「雀魂」で、3人麻雀の東南戦を2回実施したが、結果としては途中途切れる事も無くスムーズに出来た。雀魂をするには全く問題ないようだ。容量も100MBしか減っておらず、ゲーム以外の要因も考慮してもそもそもの110GBの容量から考えても、全く気にする事なく存分にプレイできる。残容量表記が分かりやすいので使いすぎと感じたらその時考えればいいや。


感想と今後の計画
文句なしのあり
もう、感想としてはなんでもっと早く買って車に搭載しなかったのかの1点だけである。レンタルか、月々支払うしかないと思い込んでた自分が本当に憎い。。容量単価なら比べ物にならない安さで、スマホにも、タブレットにも、PCにも使えるという汎用性も高く、お陰で仕事に対しての縛りがめちゃくちゃ減ったと実感が出来る。後はどこまで活用できるかだけの話かな?と思う。
電源の確保
Wi-Fi環境が整った今、躊躇なく車で仕事が出来る環境づくりが本格的に始動出来る。次に急務なのは電源の確保である。まず、モバイルWi-Fi自体も細かく電源の入り・切りをしなければ充電が必要であるがそのマメさは私にはない。理想は付けっぱなしにして放置しておくことだ。更に、PCを使うとなるとコンセント付きのポータブル電源はマストアイテムになってくるが、色々種類があるので、次はポータブル電源について考えていきたい。
最後に
人によっては何をいまさら感がある内容だったかもしれない。それほどWi-Fiは今の人類に依存しているもので、最近の車はWi-Fi前提でこういう商品が必然的に認知する人も多いのかなと思うが、私にとってはようやく見つけた神アイテムだ。仕事が終わった瞬間から釣りが出来るという夢に大きく近づいたのでその日が来るまで引き続きお付き合い願いたい。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。あなたにも幸せな釣りライフが遅れますように、、、