梅雨もいよいよ空けようとしている。意外と6月は釣りが出来た日が多かったなという印象だったのでそこまで待望という訳でもない。暑さで釣りが疲れるし、そもそも夏のアジングはこれまで避けて来たので不安の方が大きい。
とはいえ、海で泳いだり、祭りなどのイベントが多かったりなど夏は楽しい事も多い。私の中では、その一つに「冷や汁」を食べる事がある。簡単で、美味しく、特に自分が釣った魚を加えると最高に美味しいので、釣り人には特におススメのため、今回は実際に作った画像と共に紹介していくのでお付き合い願いたい。
冷や汁を作る
冷や汁とは?
呼んで字のごとくなのだが、冷たい味噌汁というのが大まかなジャンルだ。基本的に味噌をベースに小魚のにぼしを焼いてすり潰し、水で溶いてスライスしたキュウリと潰した豆腐を入れるというシンプルなものだ。基本的にこれをご飯にかけて食べるのが一般的で、宮崎の郷土料理にあたる。
材料を用意する
どちらかというと、これに何を加えるかというアレンジで各家庭のオリジナリティーが出る。ミョウガや大葉などの薬味を加えるのが鉄板だ。
味噌を溶く
基本この工程で8割閑静なのだが一応丁寧に解説させてほしい。(笑)市販の味噌は既に魚など必要なものが入っているので、溶くだけで良い。例えば500mlの水が必要な場合には最初に100mlのお湯を入れて良く溶かしてから水を入れるのがコツである。
キュウリ・薬味を入れる
薄くスライスしたキュウリを入れるが、特に塩など振らずスライスしたものをそのまま入れればよい。薬味は後でお好みで入れても良いが、基本めんどくさいのでこのタイミングで私は入れる。薬味は好みが分かれるので、複数で食べる時には前もって確認をする事が平和な食卓を守る事に繋がる。
豆腐・すりごまを入れる
冷や汁に欠かせないのが豆腐であるが、基本木綿豆腐を使う。一般的な味噌汁のように切って入れるのではなく、手でつぶしながら入れるのがポイントである。最後は、意外とアジを決める意味ではかなり重要になってくるすりごまを忘れちゃいけない。これでかなり深みのある味付けになる。
完成
書いてて改めて思うが、シンプル過ぎて文章で紹介するのは逆に難しい。これで完成だ。冷たく食べたいものなのだが、なぜか温かいご飯にかけるのが一般的である。理由は分からないが、風習のすりこみにより冷たいご飯にかける気にはならない。
「じゃあぬるいのが美味しいの?」となると、そうでは無く、冷たく食べたいのだが、人によっては氷を入れて冷やしてたべるのだ。なぜと言われると分からない。私はごはんにかけて氷を入れる前提なので幾分かレシピより濃いめに作るようにしている。
補足
豆腐&豆腐
冷や汁の作り方があっという間に終わってしまったが、このままあっさり終わるのもどうかと思うので、掘り下げていこうと思う。ヘルシー路線で言うと、ごはんを大量に食べるのは避けたいという方も多い。そのまま食べる事も良いが、それだと腹持ちが悪いので、意外と合う組み合わせは、潰さずに切った豆腐に冷や汁をかけて食べる食べ方だ。絹ごしで触感を楽しむのも良い。冷や汁の濃さというのは食べ方によって調整するのが良いが豆腐の時はごはん想定より若干薄くするのが良いと思う。
釣ったアジを入れる
野崎漬物
私の世代で「野崎漬物」を知らない宮崎人はいないと確信している。宮崎のテレビを見ていると毎日のように流れてくるCMがあり、そのCMが印象的である事から、宮崎で知名度の高いCMでもあり、企業でもあるのだ。
そんな、野崎漬物は冷や汁の基を販売しており、圧倒的にこの基を使っている家庭が多い。野崎漬物はしっているけど、この基が野崎漬物だとは知らなかったという方は意外と多いかもしれない。そのため、知名度がというより、単純に味などから選ばれていて、気が付けば宮崎人にとってなじみのあるメーカーだったという感じであるが、何を言いたいかというと、これを買って冷や汁を作って食べれば、もう宮崎の冷や汁を食べたと言っても過言ではないという事だ。宮崎のスーパーになら基本取り扱っているが、他県は分からない。調べるとAmazonで売っていた。1袋4人前で1袋でも売っているが送料がかかるので出来ればセットパックがおススメだ。日持ちもするので、ワンシーズン分として買うのをおススメする。
最後に
よく言われるのが、「猫まんまじゃん」と言われて敬遠される事が多い冷や汁。あえて食べたいとは思わないと真っすぐな瞳で言われたことがある冷や汁。客観的にみるとどうしても私の語彙力で絶対食べたいとは思わせられないだろうなと半ば自己満足で紹介している。ただ、同じ冷や汁を食べるなら、絶対釣った魚を用意できる釣り人がより美味しく食べられると思うので、試して欲しいと心から思っている。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。あなたにも幸せな釣りライフが遅れますように、、、