この記事はこんな人におすすめ
- 釣り初心者
- アジングに興味がある人
- なかなか成果が出ず心が折れかけている人
初めに
色々路頭に迷った末、アジング用のワームでアジを狙うという基本に戻った私。釣れる時期・時間・大きいアジに狙いを絞ってアジを狙いはじめ、今に至る。今回はようやく出てきた成果と、過去の失敗から今の自分の考えについてお届けする。
今釣ろうとしているアジを真剣に考える
タングステンジグヘッド
私のホームでは12月~1月に掛けてデカアジを狙う人が賑わう。そんな人たちに紛れて自分も狙いに行くのだが、色々なチャレンジの末、なんとなくでは釣れないと悟り周りを観察して真似ることにした。共通していたのは、大体が2~3gのタングステンジグヘッドを使って展開の早い釣りをしているのだ。私もそれに倣って重めのジグヘッドを買い、狙うこととなる。重いジグヘッドに慣れていないため、大量の根がかりとジグヘッドの犠牲の末、なんとか30cm後半のアジを手にすることができた。
フロート
ジグ単でアジを狙いそれなりに釣果を出すことが出来た私だが、そうしているとついつい欲が出るもので、短い時合だけの釣りに満足出来なくなったのだ。観察する中で、ジグ単で釣れるのが、日の出から30分以内に対し、エサ釣りの人は夜明け前の1時間前後に釣れていたのだ。エサ釣りに紛れてジグ単で試しても全く釣れなかった。そん中で反応があった事、なかった事を整理していくと、時合前後は潮の流れに漂うものに反応が良い事に気づく。レンジは勿論だが、潮が勝手に揺らす自然さによって釣れる時間帯が延びる事に気付き、初めて潮目というものを意識することになった。そこで気づいたのはジグ単で釣っていたエリアは比較的流れが止まっているようなところであり、もう少し沖により強い流れがあったのだ。その流れに乗せるという時に初めてフロートを使い、そして見事に時合前のアジを釣ることが出来た。今までも様々な釣り方をチャレンジしたが、釣れるイメージを自分でしてそれがピタリと当てはまるというのは初めての経験だったかもしれない。時合になるとやはり重いジグ単が有効になるなどあくまでもその時その瞬間に有効な方法が入れ替わっていく事にも少しずつ理解していったのである。
ヘビキャロ
これも慢心の途中の可能性はあるが、釣れるイメージが1つできると、先人のアングラー達の釣りの合理性に改めて気付く事が多い。潮に乗せるという事はとても重要であるが、飛距離や展開の速さなどを軽んじても釣れる時間や数を逃してしまうという事もあるため、バランスをイメージした結果様々な釣法に繋がっているのだと思う。ヘビキャロもその一つだと思う。重いジグ単で得られる距離やフォールの速さというメリットを得ながら、ワームが潮の流れに自然には乗らないというデメリットをどう消していくのかといのが一つのアプローチになり、その場合にワームは軽く別の部分で重さを持つという事がイメージとなると、ヘビキャロというのはとても理にかなっているのだ。フロートも使えるMAX15gのロッドでフロートだけでなく、ヘビキャロも使い分ける事で日中で潮の早いエリアでアジを釣ることが出来るようになったのだ。
Sキャリー
基本的にサビキの横でアジングをする事は私は避けている。あまり釣れないからだ。コマセにアジが集中しているのと、アミを意識しているためかなりスローな釣りになる。ナイトアジングのように軽いジグ単で勝負すれば意識しているアミに近づけることは出来るのだが、遠投している浮きサビキなどしていると飛距離が圧倒的に足りず何度も悔しい想いをした。そのため、敢えてそこで粘ろうとは思わない。ただ、Sキャリーなどのスローシンキングリグを先行してフォールさせ、ノーシンカー~0.1g軽いシンカーでワームをフワフワ漂わせる感じで少しずつヒットすることが出来るようになってきた。この方法だと、エサ釣りで釣れるような魚もヒットするようになり、アジングといえども何が釣れるかわからないというドキドキ感から、最近多様している。
今思う事
まだまだ釣り自体の経験が浅いため入口にいるようなものだが、天邪鬼な性格も相まってこれまで色々な方法でアジを狙ってきた。アジングは本当に幅が広くおもしろい。本能の部分もあるが、群れで行動するが故にかなり環境に左右されており、その部分がゲームとしての奥行を出しているのだと思う。
普段は回遊をするために、潮の流れに乗り行動をしているため、その流れに乗った小魚やプランクトンを食べる。目的が食ではなく移動であり、その時には口元に運ぶというパターンが多く、これが基本になっているように思う。
時合などになると食という事がメインになっているためエサを追い求めるという動きになる。個体数が多いため選んでいる暇はないという事で目立たせることが正解という場面も出てくるのだ。ジグやジグサビキが有効なのは目に見えやすいという事はアピール性が故にと思うが、時合以外だと効果がない事が多い。 時合の時に小魚を追い詰めている場面だとかなり近場で釣れることがあり、追い込まれた小魚と意識しているため早い動きはプラスに転じる事が多く、重いジグ単が有効なときはそんな状況であったと推測している。
最後に
アジ個体の好みはあると思うが、回遊魚であるが故の行動パターンや、大衆魚が故の制限であったり優先順位などがあるのだと思っており、それを探すことがとても楽しいのである。私はデカアジをメインにしているが、またサイズが違うと変わってくるのかもしれず、そう考えると奥が深い。その時のアジの行動パターンを考えるようになってから「釣れる・釣れない」どっちの情報も貴重になり、さらに釣りが楽しくなった。しばらくはこのアジングの快楽から抜けられそうもない。ここまでが今の自分の位置であるが、またいつか更なる続きを書けるように精進していきたい。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。あなたも幸せな釣りライフが送れますように、、、